×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
あれから、俺とシェルムはよく遊ぶようになった。
度々シェルムは木に登っては降りられなくて俺に助けを求めた。
そんなにいいものなのかと俺も気に登りシェルムの横に座る。
「そんなに星が好きなのか?」
「うん!!キラキラして綺麗だもん」
にこにこ笑うシェルムに俺もつられて笑顔になる。
「でもまだ大人じゃないから、夜にお出かけできないでしょ?」
「大人になったら夜お空いっぱいの星見に行くんだ」
「俺も行きたい」
「もちろんルーくんも一緒だよ!指切りね!!」
「うん!」
******
俺には同年代の友達はいるが、年下の女の子はララ以外はシェルムが初めてで。
ララは俺と遊ぶ度に表情が険しくなるが、
俺の遊びについてこれるシェルムがすごく新鮮だった。
お転婆で目が離せなくて、くるくる表情が変わって。危なっかしくて。
ララには妹のような気持ちで接してたけど、シェルムはまた妹とは違うと思う。
シェルムの笑った顔は本当に楽しそうで、俺も心から楽しくなる。
シェルムとずっと一緒にいれたらいいなって思ったのは、これぐらいの時からだった。
******
PR
コメント