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= 自覚 =


あれから、俺とシェルムはよく遊ぶようになった。


度々シェルムは木に登っては降りられなくて俺に助けを求めた。

そんなにいいものなのかと俺も気に登りシェルムの横に座る。





「そんなに星が好きなのか?」


「うん!!キラキラして綺麗だもん」


にこにこ笑うシェルムに俺もつられて笑顔になる。


「でもまだ大人じゃないから、夜にお出かけできないでしょ?」

「大人になったら夜お空いっぱいの星見に行くんだ」



「俺も行きたい」



「もちろんルーくんも一緒だよ!指切りね!!」



「うん!」







******





俺には同年代の友達はいるが、年下の女の子はララ以外はシェルムが初めてで。



ララは俺と遊ぶ度に表情が険しくなるが、
俺の遊びについてこれるシェルムがすごく新鮮だった。


お転婆で目が離せなくて、くるくる表情が変わって。危なっかしくて。
ララには妹のような気持ちで接してたけど、シェルムはまた妹とは違うと思う。



シェルムの笑った顔は本当に楽しそうで、俺も心から楽しくなる。






シェルムとずっと一緒にいれたらいいなって思ったのは、これぐらいの時からだった。







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